『この記事の目次』
よく行くかき氷店さんから聞いた哀しい話
よく行くかき氷店さんから聞いた哀しい話で、
提供されたかき氷をすぐ食べずに写真を撮りまくり、席を立ちあがりいろんなアングルで
散々撮り終えた後、やっと食べるのかと思ったら2、3口食べただけで後は放置。
溶けたかき氷の液体を飲むわけでもなく、下手すりゃその液体を残したまま
次のお替り氷を要求するとか・・ないわー!絶対ないわー!
せっかくおいしく作ったのにどんどん溶けていく様を見せられるのは作り手として辛すぎる…それなら注文するな、食べるなと思う…とのこと。
これはひどすぎだとしても、夏になるとよく見かけるのは
店内で友達同士の話に夢中になり、かき氷が提供されてもスプーンも持たず、話に夢中になり片隅でゆっくり溶けていく氷を遠巻きに見るのも哀しいシチュエーションで
「ほらほら、早く食べないと溶けていくよー!」と声を掛けたい衝動にかられます。
さすがにリアルではやりませんが、見ていて切ない、やるせない。
カッチカチの氷をゆっくり適温に戻して、冷たいのを我慢して氷削機と削り刃を整えて氷を素早く削り、旬の果物の時期に長時間かけて仕込んだシロップを最新の注意を払いながらかけ、崩さないようにお客さんの前に運んで提供しているのに…あぁお店の苦労と労働が溶けていく融けていく・・かき氷は食べ物です!見せ物ではないのです!
それこそお店の方が口どけよく薄く削った氷を丹精込めたシロップやクリームなどでおいしく食べられる状態を考えて作っているのに、そんなところでロスしてなにをしたいの?食べないのなら俺にくれ!
写真撮って満足なら俺にくれ!
私もインスタやツイッターをやっているので写真を撮りたい気持ちはよーく分かります。
でもそこは最低限の枚数(私は2、3枚)をささっと撮って即座に食べ始めます。
私の場合はかき氷が美味しそうすぎて早く食べたくて我慢できない場合が大体ですが・・
食事は提供された時が一番美味しいのは間違いないでしょう。
ラーメンも提供と同時にのびはじめます。
温かいスープはどんどん冷めていきます。
そしてかき氷はみるみる溶けていきます。
一番美味しいかき氷の旬をなるべく逃さず、友達との話は後にして、ベストな状態のかき氷を味わってほしい。“全集中”とまでは言いませんが、待ち構えるくらいの体制でちゃんとかき氷と向き合って、御自分のペースで構いませんからでゆっくりと味わって食べてもらえたら、お店の人も嬉しいと思います。
こんな”新型コロナ”な世の中になって、ただでさえお店で食べられるのもありがたいご時世なのに、溶けたらもう元には戻りませんよ。
サッと撮ってパッと食べて次の人にスッと席を空ける!
そんな風に粋に食べて今年の夏の暑さも乗り切りたいものです。